凝固点降下と間隙水圧
マグマと凝固点降下の関係って
プレート沈み込み境界でマグマが生成する要因として、多くの本に“水は岩石の融点を下げる。”だの“沈み込んだプレートから放出された水が加わり、融点が下がるためにマグマが生成される。”だのという記載が見られる。ん?なんでだ、と思った方も多いだろう。
回答として、住田(2000)を参照させて頂くと、
どうやら凝固点降下が生じているという論文に行き着いた。
凝固点降下って
ある純物質の液体に不純物として別の混ぜ物をしてそれを凝固させようとしたとき、普通その凝固点が純物質の凝固点よりも低い温度になる。これが、マグマ発生に大きく関係しているということだ。化学的にいうと、もともとケイ酸塩の酸素(O2-)だったものが、水分子から水素を一つもらうことにより別のもの(OH-)になってしまうのが原因らしい。うーん、わかったような気もする。
間隙圧って
話が変わるが、ここでもしばしば登場するのが、間隙圧。
ん?普通の圧力と違うのか?
私たちが耳にするのは大気圧(空気重さの積算)だろう、、それが間隙圧も間隙水圧の場合は(地下に存在する)水や地層の重さの積算になるだけ。
あとは、順々に足していこう。